カルシウム・バランスのカギを握るのがマグネシウムです。マグネシウムは細胞内に多く存在し、カルシウムの見張り役で細胞内に入ってきたカルシウムの用が済むと、それを外に汲み出してくれます。

つまり細胞内や血液中のカルシウム濃度はマグネシウムによってコントロールされています。この作用をマグネシウムによる「カルシウム・モジュレーション(カルシウム調整作用)」と言います。マグネシウムは細胞内に多くあるべきミネラルであり、カルシウムは細胞外に多くあるべきミネラルです。

ところがマグネシウムが不足してカルシウムとの適切な比率が崩れると、カルシウムモジュレーションに支障をきたし、脳を含めた全身の細胞の機能低下をきたします。それだけでなく血管の内壁にカルシウムが沈着して動脈硬化を招き、高血圧や心筋梗塞などの原因にもなります。

ですからマグネシウム不足の状態でカルシウム単体のサプリメントを大量に摂ることは極めて危険なことです。