ほんとうの健康管理は、実は歯からはじまる [ たかだ歯科医院 ] のブログ

ほんとうの健康管理は、実は歯からはじまる! 奈良の歯科医院、たかだ歯科医院の院長、高田利之が、歯と健康について、とっておきの、お話を掲載いたします。

2016年11月

カルシウム・バランスは生命活動の基本3(マグネシウムの重要性)

カルシウム・バランスのカギを握るのがマグネシウムです。マグネシウムは細胞内に多く存在し、カルシウムの見張り役で細胞内に入ってきたカルシウムの用が済むと、それを外に汲み出してくれます。

つまり細胞内や血液中のカルシウム濃度はマグネシウムによってコントロールされています。この作用をマグネシウムによる「カルシウム・モジュレーション(カルシウム調整作用)」と言います。マグネシウムは細胞内に多くあるべきミネラルであり、カルシウムは細胞外に多くあるべきミネラルです。

ところがマグネシウムが不足してカルシウムとの適切な比率が崩れると、カルシウムモジュレーションに支障をきたし、脳を含めた全身の細胞の機能低下をきたします。それだけでなく血管の内壁にカルシウムが沈着して動脈硬化を招き、高血圧や心筋梗塞などの原因にもなります。

ですからマグネシウム不足の状態でカルシウム単体のサプリメントを大量に摂ることは極めて危険なことです。

「カルシウム生理作用不全症候群」に伴う様々な病気や症状

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『頭が良くなる脳内デトックス』山田豊文著(青春出版社)

カルシウム・バランスは生命活動の基本2

認知症や心筋梗塞で亡くなった人には体内のカルシウム濃度が高いという共通点があります。かといって、骨や歯が丈夫だったかというとそうではありません。むしろ、カルシウム不足の兆候があるにもかかわらず、足りないはずのカルシウムが細胞内や血管にあふれている状態です。
この現象は「カルシウム・パラドックス」と呼ばれています。

細胞、血管、尿路などにたまったカルシウムは「悪玉カルシウム」ともいうべき存在です。これは認知症や生活習慣病だけでなく、骨格系、筋肉系、神経系、免疫系、循環器系、内分泌系といった体のあらゆるシステムに影響を及ぼします。

カルシウムが細胞内や血管に溜まってしまったために「カルシウム生理作用不全症候群」を引き起こし、認知症や心筋梗塞になると考えられています。また殺人犯や暴力的な傾向のある人の大半が毛髪ミネラル分析の結果、カルシウム値が高いことが解りました。