(牛乳を飲むことのメリットとデメリット)
牛乳に含まれるタンパク質の約8割はカゼインですが、このカゼインが体内で正しく分解されないとカソモルフィンという物質が生じます。
フロリダ大学のJ・ロバート・ケイド博士とその研究グループが1999年に発表した研究報告によると、カソモルフィンがADDや自閉症の子供の血中及び尿中に高濃度に検出され、これらの病気の原因である可能性が高いことが示されました。
牛乳には「IGF-1」という細胞の増殖にかかわるホルモンのような物質があります。これは子牛のハイペースの成長(1日に1㎏増)のため牛乳の中に高濃度に存在しています。人間が牛乳を飲んでも成長スピードに差こそあれ同じように作用します。これにより「牛乳を飲むと体が大きくなる」理由になりますが、これは決して「良い事」だけではありません。体が不自然に成長するということは、細胞(組織)の異常に促進される、つまりガンのリスクが高くなることを意味しています。この事は『ランセット』誌に掲載された論文で閉経前の女性のうち血中IGF-1濃度が最も高いグループでは低いグループに比べ7倍乳ガンのリスクが高いことが示されています。