ほんとうの健康管理は、実は歯からはじまる [ たかだ歯科医院 ] のブログ

ほんとうの健康管理は、実は歯からはじまる! 奈良の歯科医院、たかだ歯科医院の院長、高田利之が、歯と健康について、とっておきの、お話を掲載いたします。

ほんとうの健康管理は、実は歯からはじまる!
奈良の歯科医院、たかだ歯科医院の院長、高田利之が、歯と健康について、とっておきの、お話を掲載いたします。

頭の良さは食べ物がつくっている2

「幼児教育」から「幼児栄養学」へ
ファーストフードなど高カロリーで低栄養のものを子供に食べさせるのは良くないことは周知の事実です。 これを「幼児栄養学」の観点から解説すると小さな子供は消化器官が未完成であり、食べ物から得るべき栄養素を取捨選択出来る体にはまだなっていません。そのような時期に「間違った食事」を続けると消化器官は際限なく栄養素を取り込み、自然にそういった「富栄養状態」のものを求める脳になってしまいます。 これが近年、子供もにも糖尿病や心臓病といった生活習慣病が増加している原因です。

逆に、幼少期から常に「正しい食事」を食べさせるようにすれば、本当に必要な栄養素を選りすぐって吸収し無駄なものは取り込まない、しっかりとした消化器官が完成します。

頭の良さは食べ物がつくっている1

人間の体はその人が食べたものによってできている

頭の良さは、その人が何を食べるかによって決まる

もちろん勉強も大切です!
しかし、勉強以前に脳を働かせる
「栄養」がなければ、集中力も続きませんし、
思考力や記憶力も低下しまいます。

シリーズ歯科からみた食事改善

「私たちの体は食べたものから、吸収されたものからできている」と聞くと

当たり前の事と感じますが、このことを意識して食事を摂っている方は少ないと思います。またインドの伝統的医学書であるアーユルヴェーダには「食事が間違っているとき、薬は使う意味がない。食事が正しいとき、薬は必要ない」という格言があります。

 細胞ひとつひとつの生命活動を維持していくためには、20種類のミネラルと20種類のビタミン、8種類のアミノ酸、そして2種類の脂肪酸が全てそろったうえで、お互いに協調しながら血液中に存在しなければなりません。これらのの栄養素は全て体内で合成出来ないため、必ず食べ物から得なければならない必須栄養素であり、必須栄養素同士の関係は「生命の鎖」と呼ばれています。

 つまり「何を食べるのか。どれだけ食べるのか。どのようにして食べるのか。」を意識した食事改善が必要になって来ます。今回この話しを進めていく上で皆さんに

ご紹介したい本があります。『家族みんなが病気にならない食べ方事典』杏林予防研究所 所長 山田豊文著(現代書林)定価:本体1600円です。これと病気になりにくい体質になるためには『免疫を高めると病気は勝手に治る2015年版』監修 阿保徹 マキノ出版ムック『壮快』特別編集です。どちらもご家庭に置いておきたい本です。

 前述の『家族みんなが病気にならない食べ方事典』のなかで「健康とは全身の細胞が元気であること」そのため「細胞から元気になる食事」を常に心がける必要があることが記載されています。その基本的なポイントは次の5つです。
  1. 良質な炭水化物を知る(炭水化物を正しくとる)
  2. マゴワヤサシイ(後術)をまんべんなく摂る(「生命の鎖」をつなぐ必須栄養素をバランスよく摂る)
  3. 良い油を摂り、悪い油を避ける(油の正しい摂り方を身につける)
  4. 調理法に注意する(有外物質の発生や有用成分の損失を防ぐ)
  5. 牛乳や乳製品をとらない(食性に反するものは口にしない)
次回よりそれぞれの項目について解説を加えていきます。

良質な炭水化物を知る

60兆個の細胞が正しく機能するために、最も基本となるのがエネルギーを作りだす事です。そのエネルギー源となるのが食事から摂る炭水化物です。ですが「炭水化物を摂ると太る」といったイメージから炭水化物が悪者だと思っている人も相変わらず多いようですが、それは大きな誤りです。

ここで大切なのは炭水化物の「質」-どんな炭水化物食品を摂るかです。

 炭水化物は砂糖などの簡単な構造の糖類「単純炭水化物」と穀物や豆類、イモ類などに含まれるデンプン「複合炭水化物」があります。多くの方が複合炭水化物を選ぶべき

であることは御存じでしょう。次に大切なのは「精製されたものか未精製のものか」という事です。

 私たちが摂るべきなのは「未精製の複合炭水化物」を含む食品です。具体的には玄米などの全粒穀物の他、豆や野菜、イモ類などです。これらには食物繊維が豊富に含まれており、ミネラルやビタミンなど「生命の鎖」の宝庫です。

 未精製の複合炭水化物が良質な炭水化物である最大の理由は「クリーンなエネルギー源」であることです。タンパク質や脂肪に比べ炭水化物は体内でエネルギー源になる時」に余計な「スス」や「ゴミ」を出さず、燃焼時に汚い副産物を出さないのです。

 つまり、ブドウ糖として血液から全身の細胞に運ばれた後、「生命の鎖」の力を借りてエネルギーへと変身し、脳や筋肉、神経などあらゆる器官や組織で直接働くのです。

「悪質な炭水化物」だから生じる3つの問題

 精米という「栄養素を捨てる作業」を受けた白米を食べ続ける事には3つの大きな

問題があります。

 1つ目は「血糖値の不安定」です。デンプンばかりの白米は消化・吸収のプロセスが早すぎるため血糖値が急上昇します。これにより血糖値を調節(下げる)ホルモンのインスリンが膵臓から一気に分泌され、今度は血糖値が急激に下がります。これは膵臓に

大きな負担をかけるだけでなく、インスリンと連携しながら体内で働いている他のホルモンにも影響を与え、心身の様々なトラブルに繋がって行きます。

 2つ目は「エネルギー生産効率の低下」です。炭水化物は消化・吸収された後に血糖として全身に運ばれ、ビタミンやミネラルによる共同作業を通じてATPというエネルギー物質に作り変えられます。ところが、白米を主食にしていると、炭水化物の摂取量に見合っただけのビタミンやミネラルが絶対的に不足するためATPが正しく作られません。またエネルギー生産工場である細胞内のミトコンドリアではエネルギー生産過程で必ず活性酸素が発生しますが、通常ビタミンやミネラルがこの活性酸素を処理してくれるのです。しかしビタミンやミネラルの不足により活性酸素の処理が追い付かず、結果としてミトコンドリア自体がダメージを受けてしまいます。

 3つ目は「糖化によるダメージ」です。糖化とは血液中にあふれたままになったブドウ糖が、やがて血管や神経、血液中の成分と無秩序に結合する事です。糖化を受けた

体内の組織や成分は、正しく働く事ことが出来なくなり老化の原因にもなっています。

炭水化物の重要な働きは、エネルギー源だけではない!

 前述のように、炭水化物から作り出されたATPが全身の細胞のエネルギー源になっていることはおわかり頂けたと思います。もう一つの働きとして「食物繊維」としての働きがあります。食物繊維には水溶性のものと不溶性のものがあります。これらは

腸に適度な刺激を与えたり、便の硬さを増やしたり、腸内細菌の餌となったりすることで便通をサポートするだけでなく、腸内の有害物質を絡みとって排泄しやすくする働きもあります。この働きは多くの方も御存じだと思います。

 それ以外の働きとして細胞膜に存在する「複合糖」としての働きがあります。複合糖とは糖タンパク質や糖脂質など糖と他の栄養素で構成された物質の総称です。細胞膜は主に脂肪で出来ています。この細胞膜には部分的に複合糖が組み込まれています。実はこの複合糖が隣り合う細胞同士の「コミュニケーションツール」になっているのです。

 複合糖にはさまざまな種類があり、それぞれ固有の情報(意味)をもっています。細胞膜に組み込まれた複合糖からは、細胞の外側(表面)に向かって糖が連なったもの(糖鎖)が突き出ています。この糖鎖を介して細胞同士の認識や接着、情報の共有などが

行われています。この複合糖を体内で合成するために不可欠な8種類の「必須単糖」が発見されています。必須単糖は玄米の他、豆類や野菜、果物、種実類、海藻類、キノコ類をまんべんなく食べることで初めて得る事が出来ます。 

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